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臨床報告・1
直腸癌術後の骨盤腔内感染による外腸骨動脈および尿管破裂の1例
著者: 上田順彦1 川崎磨美1 古屋大1 中川原寿俊1 吉光裕1 澤敏治1
所属機関: 1国立病院機構福井病院外科
ページ範囲:P.379 - P.383
文献購入ページに移動メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(以下,MRSA)は1980年代以降の第3世代セフェム薬の頻用の結果,全国的に蔓延し,感染症治療上の深刻な問題となっている1,2).今回,直腸癌術後の骨盤腔内のMRSA感染によって外腸骨動脈および尿管破裂をきたした1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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