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臨床報告・1
鼠径法でProline® hernia systemを用いて修復した閉鎖孔ヘルニアの1例
著者: 宮澤智徳1 冨田広1 牧野春彦1
所属機関: 1新潟県立坂町病院外科
ページ範囲:P.385 - P.387
文献購入ページに移動閉鎖孔ヘルニアは高齢の女性に多く発症し,腸管の嵌頓による腸閉塞症状によって緊急手術が選択されることが多い.最近では,全身状態が悪く全身麻酔や開腹手術のリスクが高い症例に対し,より侵襲の小さい鼠径法による手術や1,2),meshを用いた修復3~6)が報告されている.
今回,われわれは自然還納を確認した閉鎖孔ヘルニアに対して待機的に鼠径法でProline® hernia system(以下,PHS)を用いて治療した1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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