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文献詳細

雑誌文献

臨床外科60巻6号

2005年06月発行

臨床研究

閉鎖孔ヘルニア10例の臨床的検討

著者: 池田宏国1 辻和宏1 三谷英信1 斉藤誠1

所属機関: 1屋島総合病院外科

ページ範囲:P.787 - P.789

文献概要

はじめに

 閉鎖孔ヘルニアは術前に診断されることは稀であり,原因不明のイレウスとして開腹時に発見されることが多かった1).近年,画像診断の進歩により術前診断される症例が増加してきており,特に腹部CT,超音波検査の有用性について多数報告されている.今回,筆者らは当院で経験した閉鎖孔ヘルニア10例について臨床的検討を行ったので報告する.

参考文献

1)河野哲夫,日向 理,本田勇二:閉鎖孔ヘルニア―最近6年間の本邦報告257例の集計検討.日臨外会誌63:1847-1852,2002
2)藤井正彦,岩間祐基,楫 靖,他:鼠径部・骨盤部のヘルニア.臨放48:729-739,2003
3)神崎 博,亀岡信悟,今井俊一,他:術前診断に超音波検査が有用であった閉鎖孔ヘルニアの3例.日臨外医会誌50:2488-2491,1989
4)松橋延壽,永田高康,立花 進,他:超音波検査にて術前診断可能であった閉鎖孔ヘルニアの5例.日消外会誌33:1724-1728,2000
5)吉田 寛,吉安正行,橋本正好,他:術前に診断しえた閉鎖孔ヘルニアの1例(超音波,CT,MRIの比較検討).Jpn J Med Ultorasononics 8:611-615,1995
6)宇高徹総,堀 堅造,安藤隆史,他:超音波検査が術前診断に有用であった閉鎖孔ヘルニアの1例.外科62:472-474,2000
7)高塚 聡,山本 篤,高垣敬一,他:閉鎖孔ヘルニア10例の検討―特にメッシュ修復法の有用性について.日臨外会誌61:3400-3403,2000
8)篠川 主,大日方一夫,高橋 聡,他:閉鎖孔ヘルニアに対する診断と手術法.臨外57:1091-1097,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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