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文献詳細

雑誌文献

臨床外科60巻8号

2005年08月発行

文献概要

臨床報告・1

術前診断し得た胃小細胞癌の1例

著者: 早稲田龍一13 魚津幸蔵1 黒川勝1 芝原一繁1 八木真悟1 長谷川洋1 前田宜延2

所属機関: 1富山赤十字病院外科 2富山赤十字病院病理科 3現 済生会金沢病院外科

ページ範囲:P.1049 - P.1052

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はじめに

 胃原発小細胞癌は比較的稀で,予後は不良である2~14).また,術前から診断のついた報告はきわめて少ない13,14).今回,術前から診断し得た胃小細胞癌の1例を経験したので報告する.

参考文献

1)日本胃癌学会(編):胃癌取扱い規約.第13版,金原出版,1999
2)Matsusaka T, Watanabe H, Enjoji M:Oat-ce1l carcinoma of the stomach. Fukuoka Acta Med 67:65-73, 1976
3)今津浩喜,三浦弘剛,落合正宏,他:全身への広範な転移を認めた胃小細胞癌の1例.癌の臨床44:763-767,1998
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6)岩渕三哉,石原法子,渡辺英伸,他:胃内分泌細胞癌の組織発生.癌の臨床30:435-437,1984
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12)西村 淳,青野高志,岡田貴幸,他:壁外性に急速に発育し肝浸潤を伴った胃内分泌細胞癌の1例.日臨外会誌63:2179-2182,2002
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14)植松 清,市原隆夫,裏川公章:胃内分泌細胞癌.別冊日本臨床,領域別症候群5,消化管症候群(上巻):491-493,1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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