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文献詳細

雑誌文献

臨床外科60巻9号

2005年09月発行

特集 癌告知とインフォームド・コンセント

がん手術のインフォームド・コンセントを目的とした手術アニメーション「オペアニメ」の開発と使用経験

著者: 中郡聡夫1 河合隆史2 伊藤朝香3 小西大1 高橋進一郎1 後藤田直人1 木下平1

所属機関: 1国立がんセンター東病院上腹部外科 2早稲田大学大学院国際情報通信研究科 3株式会社メディアグルー

ページ範囲:P.1105 - P.1108

文献概要

要旨:がんに対する外科手術のインフォームド・コンセント(以下,IC)において,手術内容をよく理解してもらうことはきわめて重要である.しかし,口頭での説明や専門的な資料を呈示するだけでは,複雑な手術内容を十分に理解してもらうことは困難である.そこでわれわれは,がん手術のICに役立つ立体的な手術アニメーション「オペアニメ」を作製した.この手術アニメーションにより,手術による臓器の変化の明確な視覚的イメージを持つことが可能となった.アンケート集計の結果,手術の内容が立体的でわかりやすかった,自分の受けた手術内容がやっと理解できたなどという感想が多く,開発者としては「わかりやすさ」には手応えを感じている.

参考文献

1)米山泰生,中郡聡夫,河合隆史,他:インフォームド・コンセント(IC)用3D手術アニメーションの開発.日本コンピュータ外科学会誌4:173-174,2002
2)OpeAimeホームページ.http://www. mediaglue.co.jp/opeanime/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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