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文献詳細

雑誌文献

臨床外科60巻9号

2005年09月発行

特集 癌告知とインフォームド・コンセント

癌告知とインフォームド・コンセントに際しての医師およびナースの協調性

著者: 炭山嘉伸1 長尾二郎1

所属機関: 1東邦大学医学部外科学第三講座

ページ範囲:P.1131 - P.1134

文献概要

要旨:癌告知は患者の人生において大きな分岐点であり,そこにかかわる医師を中心としたチーム医療の充実,特に医師と看護師の連携がきわめて重要となっている.本稿では,癌治療における癌告知と,インフォームド・コンセントにおける医師とナースのチームワークの現状についてアンケートを行い検討した.医師とナースでは,告知の基本姿勢,告知の理由,告知に際してのナースの同席の必要性において認識に差を認めた.癌専門看護師の重要性を感じている医師,看護師は多く,この制度の普及が望まれる.

参考文献

1)笹子三津留:癌の告知―告知を受けた患者へのアンケート調査結果報告.医学のあゆみ160:146-151,1992
2)安藤恵美,松本恵美,阪本順子:がん告知の現状と医師・看護婦の認識の差.成人看護32:156-158,2001
3)岡田知登美,中野真寿美:クリニカルパス活用のための外来看護師の役割―手術の決定したがん患者の面接調査を通じて.地域看護33:51-53,2002
4)赤嶺依子,古謝安子,赤嶺克二,他:末期癌患者の看護とがん専門看護師に関する医師と看護師の意識調査.Jpn J Prim Care 23:388-392,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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