文献詳細
臨床外科交見室
文献概要
以前に本誌でメッシュを用いた成人(鼠径)ヘルニア修復術の功罪について書いた1).それでは今後,その種々のメッシュに対しヘルニア外科医はどう対処すべきなのか.これについて私見を述べてみたい.
約10年前にメッシュプラグ法によって急速にわが国に拡がったtension freeの術式はその後PHS(PROLENE* hernia system)法からKugel法,そして2004年年末にDirect Kugel法が導入された.Direct Kugel法で使用するDirect Kugel patchは,under lay patchとして形状が円形で形状記憶リングの入った2層のポリプロピレン素材のパッチと,onlay patchとして船型の1層のメッシュがセットになっている.
約10年前にメッシュプラグ法によって急速にわが国に拡がったtension freeの術式はその後PHS(PROLENE* hernia system)法からKugel法,そして2004年年末にDirect Kugel法が導入された.Direct Kugel法で使用するDirect Kugel patchは,under lay patchとして形状が円形で形状記憶リングの入った2層のポリプロピレン素材のパッチと,onlay patchとして船型の1層のメッシュがセットになっている.
参考文献
1)岡崎 誠:メッシュによる鼠径ヘルニア手術の功罪.臨外60:217,2005
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