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文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻1号

2006年01月発行

文献概要

臨床研究

魚骨による消化管穿孔の臨床的検討

著者: 池田宏国1 辻和宏1 斉藤誠1

所属機関: 1屋島総合病院外科

ページ範囲:P.75 - P.79

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はじめに

 消化管異物の多くは自然に排出され,消化管損傷を起こすことは稀である.わが国では消化管穿孔の原因となる異物として魚骨が最も多い1~3).今回,われわれは当院において経験した魚骨による消化管穿孔6例について臨床的検討を行ったので報告する.

参考文献

1)辻 和宏,堀 堅造,山根正修,他:魚骨による消化管穿孔の3例.日臨外会誌60:154-158,1999
2)堀 堅造,東 龍男,金只賢治他:魚骨腸穿孔.日臨 領域別症候群6:157-159,1995
3)葉季久雄,井上 聡,渡辺靖夫,他:術前に診断し得た魚骨による回腸穿孔の1治験例―過去10年間の魚骨による消化管穿孔271例の分析.日消外会誌34:1640-1644,2001
4)石橋新太郎:腹腔内異物に関する臨床的並びに実験的研究.日外会誌62:489-509,1961
5)平原典幸,渡辺広明:胃全摘術後による消化管不良が原因であると考えられた回腸魚骨穿孔の1例.日農医誌51:47-51,2002
6)太田信次,石田文夫,村上 真,他:魚骨による空腸穿孔の術前診断に腹部CTの多断面画像再構成が有用であった1例.日本腹部救急医学会雑誌22:1087-1090,2002
7)宋 淳一,末光浩也,中島裕一,他:CTにて術前診断しえた魚骨による胃穿孔の1例.公立雲南総合病院医学雑誌10:9-12,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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