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文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻10号

2006年10月発行

特集 今どうしてNSTなのか?

NSTとクリニカルパスの現状と展望

著者: 山中英治1

所属機関: 1若草第一病院外科

ページ範囲:P.1355 - P.1361

文献概要

 要旨:クリニカルパスは科学的根拠に基づいた良質の医療を提供するツールである.近年のパスの普及は医療を標準化させ,平均在院日数を短縮させた.パスを導入し活用する過程でチーム医療も推進された.一方で,栄養不良患者に対して適切な栄養管理を行わなければ,パス通りに順調に経過しないことも多い.パスで病院全体の医療の質を向上させるとともに,NST(nutrition support team:栄養サポートチーム)活動により個々の患者に適した栄養管理を行うことで,合併症も減少して患者のQOLが改善される.

参考文献

1)山中英治:クリニカルパスの導入.山中英治,副島秀久,今田光一,他(編);そこが知りたいクリニカルパス.医学書院,2004,pp1-47
2)李 啓充:市場原理に揺れるアメリカの医療.Ⅳ急成長する医療ビジネス―悪徳業者が医療を喰う.医学書院,1998,pp139-164
3)山中英治:NST(栄養サポートチーム)とクリニカルパス.静脈経腸栄養20:11-15,2005
4)岡田晋吾:NSTのクリニカルパス(栄養パス).山中英治,岡田晋吾(編);NSTの進め方・秘訣がわかるQ & A.照林社,2006,pp43-47
5)山中英治:疾患別クリニカルパス,食道癌手術,胃癌手術.山中英治,岡田晋吾(編);栄養サポートにすぐ使えるクリニカルパス.医歯薬出版,2005,pp20-38
6)井上善文,吉田祥吾,大村健二,他:本邦における栄養管理の現状.日外会誌105:200-205,2004
7)山中英治:栄養管理法の選択.Medicina 43:738-740,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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