icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻11号

2006年10月発行

文献概要

特集 イラストレイテッド外科標準術式 Ⅲ.結腸・直腸の手術

腹腔鏡下大腸手術

著者: 渡邊昌彦1

所属機関: 1北里大学医学部外科

ページ範囲:P.213 - P.222

文献購入ページに移動
結腸右半切除

 1.体位

 左半側臥位(15度位)にマジックベッドと側部支持器で体軀を固定する.下肢は間歇式下肢加圧装置を装着し,レビテーターを用いて開脚位とする.右上肢はハンセンマッケを用い良肢位で吊り下げ,テープで左右にずれないように固定,左上肢は開いて固定する.額部にレストンパッドをあて,そこをテープで頭部をベッドに固定する.

 2.トロッカーの穿刺部位

 剣状突起と臍との中間点で小開腹し,ラップディスク(R)を装着しトロッカー(12mm)を導入して気腹したのち(A),内視鏡を挿入する.臍下部に内視鏡用のトロッカーを穿刺し,左中腹部〔(5mm)=B〕,下腹部正中〔(5mm)=C〕,右中腹部〔(5mm)=D〕を穿刺する.上腹部創以外は整容上,横切開とする.術者は患者の左側に立ち,カメラマンはその頭側か尾側に立ち,助手は脚間に立つ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?