文献詳細
文献概要
特集 イラストレイテッド外科標準術式 Ⅳ.肝・胆・膵の手術
肝門部グリソン鞘一括処理による肝左区域(肝左葉)切除
著者: 山本雅一1 高崎健1 大坪毅人2
所属機関: 1東京女子医科大学消化器外科 2聖マリアンナ医科大学消化器外科
ページ範囲:P.233 - P.238
文献購入ページに移動グリソン鞘一括処理による肝切除は1986年に高崎ら1)が報告し,現在では広く認知された術式となってきている.グリソン鞘一括処理による肝切除は解剖学的であり,手技も平易である.肝葉切除だけでなく,肝機能不良例における肝亜区域切除,区画切除に至るまで応用範囲が広いことも特徴であり2),また術後の合併症も少ない3).消化器外科医にとっては基本的な手術手技と認識すべきである.
参考文献
掲載誌情報