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特集 イラストレイテッド外科標準術式 Ⅳ.肝・胆・膵の手術
前・後区域肝切除術
著者: 佐野圭二1 幕内雅敏1
所属機関: 1東京大学大学院肝胆膵・人工臓器移植外科
ページ範囲:P.239 - P.244
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前・後区域切除術のポイントは肝門処理による区域同定と肝静脈の露出を伴う肝離断である1).すなわち右肝切除術と同じ手順を踏むが,肝門処理をより末梢で行う点,前区域切除術では離断面が複雑である点でさらに高度な技術を要する.
前・後区域切除術のポイントは肝門処理による区域同定と肝静脈の露出を伴う肝離断である1).すなわち右肝切除術と同じ手順を踏むが,肝門処理をより末梢で行う点,前区域切除術では離断面が複雑である点でさらに高度な技術を要する.
参考文献
1)Makuuchi M, Hashikura Y, Kawasaki S, et al:Personal experience of right anterior segmentectomy(segment Ⅴ and Ⅷ)for hepatic malignancies. Surgery 114:52-58, 1993
2)Makuuchi M, Mori T, Gunven P, et al:Safety of hemihepatic vascular occlusion during resection of the liver. Surg Gynecol Obstet 164:155-158, 1987
3)Makuuchi M, Yamamoto J, Takayama T, et al:Extrahepatic division of the right hepatic vein in hepatectomy. Hepato-Gastroenterol 38:176-179, 1991
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