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文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻11号

2006年10月発行

文献概要

特集 イラストレイテッド外科標準術式 Ⅳ.肝・胆・膵の手術

右葉・右3区域肝切除術

著者: 川村徹12 寺本研一1 有井滋樹1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部肝胆膵外科 2日産厚生会玉川病院外科

ページ範囲:P.245 - P.254

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はじめに

 肝右葉切除術は中肝静脈を温存し,前区域と後区域の2区域を切除する術式で,「原発性肝癌取扱い規約」では,Hr2(A, P)のように記載される1).右3区域切除術は内側区域・前区域・後区域の3区域を切除する術式で,Hr3(A, P, M)のように記載される1).本稿では右葉切除術と右3区域切除術に関する手技を要点的に述べる2,3)

参考文献

1)日本肝癌研究会(編):原発性肝癌取扱い規約.第4版,金原出版,2001
2)羽生富士夫,高崎 健:肝右3区域切除術.手術42:1315-1321,1988
3)有井滋樹,門田一宣,今村正之:肝葉切除術.臨外51(増):145-149,1996
4)高崎 健:肝切除に対する残存肝機能推測法の考案.日消外会誌79:1526-1534,1978
5)寺本研一,川村 徹,有井滋樹,他:グリソン鞘前,後枝に隣接した肝癌に対する門脈枝塞栓術を併用した肝右葉切除術.臨外56(増):211-214,2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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