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文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻11号

2006年10月発行

文献概要

特集 イラストレイテッド外科標準術式 Ⅳ.肝・胆・膵の手術

進行胆囊癌に対する(拡大)肝右葉,全胃幽門輪温存膵頭十二指腸切除術

著者: 太田岳洋1 吉川達也1 山本雅一1 新井田達雄1 吾妻司1 大坪毅人1 桂川秀雄1 今泉俊秀1 高崎健1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器外科

ページ範囲:P.269 - P.276

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はじめに

 (拡大)肝右葉切除,全胃幽門輪温存膵頭十二指腸切除術は進行胆囊癌や広範囲胆管癌に対して施行される術式である.消化器外科の手術のうちでも最も手術侵襲の大きい術式の1つであり,手術手技,周術期管理の進歩した現在でも術後肝不全などの術後合併症による手術死亡も稀ではない.また周術期を乗り切っても早期に再発死亡する症例もあり,手術適応の決定にはより慎重でなければならない.胆囊癌における膵頭十二指腸切除術の適応に関しては,これまで教室で経験した症例をもとに報告してきた1~4).本稿では手術手技に関して詳述する.

参考文献

1)太田岳洋,吉川達也,高崎 健:胆囊癌に対するHPDの適応と手術成績.日外会誌102:210-214,2001
2)吉川達也,太田岳洋,新井田達雄,他:胆囊癌に対する肝膵同時切除(HPD)の適応と治療成績.日外会誌99:717-721,1998
3)高崎 健,小林誠一郎,武藤晴臣,他:拡大肝右葉切除兼膵頭十二指腸切除により切除し得た胆囊癌5例の検討.胆と膵1:923-932,1980
4)羽生富士夫,中村光司,吉川達也,他:拡大肝右葉・肝十二指腸間膜・膵頭十二指腸切除.胆と膵10:143-149,1989

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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