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文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻11号

2006年10月発行

文献概要

特集 イラストレイテッド外科標準術式 Ⅴ.ヘルニアの手術

Lichtenstein法

著者: 中嶋昭1 藍原有弘1 佐藤康1 川村徹1

所属機関: 1日産厚生会玉川病院外科

ページ範囲:P.331 - P.338

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はじめに

 成人の鼠径ヘルニアに対する術式はメッシュを用いた方法が標準となった.いわゆるtension free法の先駆的,代表的術式であるLichtenstein法はそれまでの自己組織によるヘルニア修復術に比較して手技的容易さ,低い再発率など数々の面で優れ,広く受け入れられた.また腹腔鏡下修復術を含めたその後の各種メッシュ修復術の展開に大いに貢献した.この術式について局所麻酔による手技を述べる.

参考文献

1)Lichtenstein IL, Shulman AG, Amid PK, et al:The tension free hernioplasty. Am J Surg 157:188-193, 1989
2)Kurzer MK, Belsham PA, Kark AE:The Lichtenstein repair. SCNA 78:1025-1046,1998
3)中嶋 昭:Lichtenstein(メッシュによるスクリーン)法,名川弘一,鶴丸昌彦,永井秀雄(編):「手術」別冊シリーズ 最新 アッペ・ヘモ・ヘルニア下肢バリックスの手術.金原出版:2006,pp181-186

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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