icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻11号

2006年10月発行

文献概要

特集 イラストレイテッド外科標準術式 Ⅴ.ヘルニアの手術

Kugel法

著者: 堀孝吏1 坂本昌義1 竹村信行1 田代浄1 南村圭亮1 梅村彰尚1 菊一雅弘1 平田泰1

所属機関: 1三井記念病院外科

ページ範囲:P.347 - P.353

文献購入ページに移動
はじめに

 鼠径ヘルニアに対するtension free修復法にはさまざまな術式が存在するが,鼠径管後壁を腹腔側から修復する術式の最大の欠点は“手技の煩雑さ”である.Kugel法は専用に考案されたパッチを用いることにより,従来施行されてきた腹膜前到達法によるinlay修復をより簡便に行おうとする術式である1~5)

 本稿では,左側ヘルニアに対する手技を図示する.

参考文献

1)坂本昌義:Inlay法.消化器外科25:441-445,2002
2)三澤健之,桜井みのり,野秋朗多,他:Kugel法による鼠径ヘルニア修復術.手術56:841-845,2002
3)小山 勇,上笹 直,利光靖子,他:Kugel法.外科治療88:172-179,2003
4)Kugel RD:Minimally invasive, nonlaparoscopic, preperitoneal, and sutureless, inguinal herniorrhaphy. Am J Surg 178:298-302, 1999
5)Gene DB:Minimally invasive open-preperitoneal herniorrhaphy(Kugel). Oper Tech Gen Surg 1:203-210, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?