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文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻11号

2006年10月発行

文献概要

特集 イラストレイテッド外科標準術式 Ⅵ.痔核・痔瘻・裂肛の手術

低位筋間痔瘻に対するseton法

著者: 坂田寛人1

所属機関: 1坂田肛門科胃腸科医院

ページ範囲:P.407 - P.415

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はじめに

 Seton法は瘻管に紐を通して治す方法で,古くはインドのクシャラスートラに始まり,ヒポクラテスも馬の毛とリントの線維を互いに縒った紐を痔瘻の二次口から原発口へと通して肛門外で結紮し,これが緩むだびに結紮を繰り返しながら瘻管の開放を行った1).さらにわが国では本間棗軒や畑嘉聞らにより行われている古典的痔瘻治療法で,近年再評価された痔瘻の一治療法である.

参考文献

1)坂田寛人:痔瘻に対するseton法.臨外57:151-1522,2002
2)坂田寛人:痔瘻手術の実際―seton法をいかに行うか.岩垂純一(編);肛門疾患Day Surgeryの実際.真興交易(株)医書出版部,2000,pp 82-104

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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