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文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻13号

2006年12月発行

文献概要

特集 消化器外科術後合併症の治療戦略―私たちはこのように治療している

開腹術後の癒着性イレウス

著者: 本田和男1 小林展章1

所属機関: 1愛媛大学大学院医学系研究科器官制御外科学

ページ範囲:P.1631 - P.1635

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 要旨:術後早期小腸閉塞(early postoperative small bowel obstruction:EPSBO)は術後30日以内に起こる腸閉塞と定義され,術後の様々な影響を受けるため,その病態を十分理解し,正しい診断と適切な処置をすることが必要である.小腸透視と3D-CTの併用は責任病変の同定に有用である.臨床症状のあるイレウスに対する腹腔鏡下腸管癒着剝離術は,その適応と限界を十分理解して施行する必要がある.

参考文献

1)Sajja SBS, Schein M:Early postoperative small bowel obstruction. Br J Surg 91:683-91, 2004
2)Nagle A, Ujiki M, Denham W, et al:Laparoscopic adhesiolysis for small bowel obstruction. Am J Surg 187:464-70, 2004
3)Suter M, Zermatten P, Hakic N, et al:Laparoscopic management of mechanical small bowel obstruction:are there predictors of success or failure? Surg Endosc 14:478-84, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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