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文献概要
特集 外科医に求められる緩和医療の知識
外科医に伝えたい在宅医療―在宅緩和ケアを中心に
著者: 英裕雄1
所属機関: 1新宿ヒロクリニック
ページ範囲:P.153 - P.156
文献購入ページに移動要旨:担癌患者の病状は安定しているが,通院困難となり,栄養療法,疼痛緩和療法を自宅でサポートしてほしいという理由で在宅療養が開始されることが多い.しかし,実際にはその後,非常に短期間に病状変化が進み,いったん確立した療法や処置内容をすみやかに変更せざるを得ない.麻薬を含めた各種疼痛緩和薬は,ほぼすべて自宅での使用が可能であり,様々な処置を病状に合わせて行うことは可能である.しかし,在宅では検査能力が乏しいため,病状把握や処置方法を外科医と連携を取りながら構築することが必須である.また,悪性腫瘍患者自らも自宅療養を強く希望することが多いが,家族がある種の達成感をもてることが多いのも在宅療養の意義の1つである.
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