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文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻3号

2006年03月発行

カラーグラフ 診療に役立つ肉眼像と組織像の理解―マクロからミクロ像を読む・3

胃悪性腫瘍

著者: 檜沢一興1 飯田三雄2

所属機関: 1公立学校共済組合九州中央病院内科 2九州大学大学院病態機能内科学

ページ範囲:P.262 - P.266

文献概要

はじめに

 病変の肉眼像から組織像を読み解くことは臨床診断の基礎であり,治療方針の決定にも必須である.消化管X線二重造影法と胃カメラの開発とともに,胃癌におけるX線・内視鏡所見と病理所見とを対比検討することで,わが国における消化管診断学は飛躍的に進歩した1,2).特に早期胃癌の診断はすべての消化管診断の基礎であり,本稿ではそのX線・内視鏡診断を中心に概説する.

参考文献

1)熊倉賢二:図譜による胃X線診断学.金原出版,1968
2)芳野純治,中澤三郎,乾 和郎,他:「胃と腸」33年間の歩みからみた早期胃癌.胃と腸33:19-31,1998
3)中村恭一:胃癌の構造(第3版).医学書院,2005
4)江頭秀人,馬場保昌,牟田仁彦,他:胃癌の深達度診断.胃と腸36:321-333,2001
5)渕上忠彦,小田秀也,竹村 聡:早期胃癌診断の基本.胃と腸35:13-23,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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