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文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻3号

2006年03月発行

特集 乳腺疾患を取り巻くガイドラインと最新の知見―最適な診療を目指して

乳房超音波診断ガイドライン

著者: 遠藤登喜子1

所属機関: 1国立病院機構名古屋医療センター放射線科

ページ範囲:P.295 - P.299

文献概要

要旨:乳房超音波診断におけるガイドラインが乳腺甲状腺超音波診断会議によって編纂され出版された.その目的は,用語・判定基準の共有化によって乳房超音波検査が正当に利用され,乳腺疾患診断の発展に寄与することである.従来の研究を集積し検討するなかで,境界部,腫瘤像形成性病変,腫瘤像非形成性病変などの新しい所見用語が提案されるとともに,判定基準としてカテゴリーも導入された.診断に有用な所見を検討し,組み合わせることによってフローチャートも考案され,さらに代表的疾患(鑑別診断)を掲示し,診断から検診まで幅広く利用できるものとなっている.さらに,装置や画像の精度管理の方向も示されている.

参考文献

1)日本乳腺甲状腺超音波診断会議(編):乳房超音波診断ガイドライン.南江堂,2004
2)加藤保之,植野 映,川内章裕,他:超音波断層法における乳腺腫瘤縦横比の閾値に関する検討.超音波医学29:S450,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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