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文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻3号

2006年03月発行

臨床報告・2

腹腔鏡で診断した被囊性腹膜硬化症(encapsulating peritoneal sclerosis:EPS)の1例

著者: 川崎健太郎12 後藤直大1 金光聖哲1 中村哲1 黒田大介1 黒田嘉和1

所属機関: 1神戸大学大学院医学系研究科消化器外科 2神戸大学大学院医学系研究科光学診療部

ページ範囲:P.399 - P.401

文献概要

はじめに

 被囊性腹膜硬化症(encapsulating peritoneal sclerosis:以下,EPS)は腹膜透析患者に稀にみられる疾患であるが1~3),腹膜透析を施行していない患者に発症することは非常に稀である4,5)

 今回,腹膜透析未施行の患者に腹腔鏡を行い,EPSと診断された症例を経験したので,特徴的な画像を供覧するとともに文献的考察を加えて報告する.

参考文献

1)杉本徳一郎,城戸牧子,西 隆博,他:SEP/EPS 被囊性腹膜硬化症(EPS)の発症に関する考察 限局性EPSの2例から.腹膜透析53:121-124,2002
2)中元秀友,鈴木洋通:被囊性腹膜硬化症(EPS)に関する全国アンケート調査.腹膜透析53:225-229,2002
3)野本保夫,川口良人,酒井信治,他:硬化性被囊性腹膜炎(sclerosing encapsulating peritonitis, SEP)診断・治療指針(案) 1996年における改訂.日本透析医学会雑誌30:1340-3451,1997
4)川西秀樹,渡辺浩志,伊関正彦,他:腹膜透析既往のない血液透析患者に発症したSEP/EPS様症候.腹膜透析54:377-379,2003
5)本田一穂:被囊性腹膜硬化症の発症とその対策.臨床透析63:547-554,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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