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文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻4号

2006年04月発行

特集 最新の手術器械―使いこなすコツを学ぶ

開腹術での自動吻合器

著者: 下地英明1 西巻正1 大城崇司1 狩俣弘幸1 砂川宏樹1 松原洋孝1

所属機関: 1琉球大学医学部第一外科

ページ範囲:P.459 - P.461

文献概要

要旨:開腹術での自動吻合器として使用されることの多いPCEEA(R)およびILS(R)のそれぞれの特徴と,これらを使用する際の一般的な注意事項を概説した.PCEEA(R)はアンビルの抜去を容易にするティルトトップアンビル機構が,ILSは吻合のステープル高を調整できるギャップセッティング機構が備わっているのが特徴である.器械吻合に際しては,適切なサイズの器械の選択,吻合部の血流保持,アンビルシャフトへの確実な巾着縫合,吻合部への周囲組織・腸管壁の噛み込みや吻合部の捻れ防止が重要であり,実際の使用に際しては,それぞれの器械の特徴に精通し,使用法を習熟することが肝要である.

参考文献

1)嶋田 裕,前田賢人,山崎誠二,他:手術に使用する器械マニュアル.開腹手術編;自動吻合器.消外23:630-638,2000
2)西巻 正,下地英明,砂川宏樹,他:消化器外科手術アトラス;上部胃癌に対する噴門側胃切除術.消外26:1307-1316,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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