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文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻5号

2006年05月発行

文献概要

特集 手術のための臨床局所解剖

肺手術のための臨床局所解剖―外科医に必要な開胸操作の解剖と手技

著者: 土田正則1 青木正1 橋本毅久1 篠原博彦1 斉藤正幸1 岡田英1 小池輝元1 保坂靖子1 林純一2

所属機関: 1新潟大学医歯学総合病院第2外科 2新潟大学大学院医歯学総合研究科呼吸循環外科学分野

ページ範囲:P.573 - P.578

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要旨:本稿の前半では,外科医が開胸操作の際に知っていると役立つと思われる呼吸器外科の解剖と実際の手技について,(1)開胸方法と開胸肋間,(2)横隔膜の修復,(3)筋肉温存開胸法,(4)癒着剝離,(5)肺損傷,血管損傷の対処,(6)気管・気管支の解剖,(7)閉胸法と胸腔ドレナージ,の順に簡潔にまとめた.後半では肺葉切除,特に不完全分葉症例における葉間での肺動脈の露出,葉間作製方法に重点を置いて述べた.また,リンパ節郭清については縦郭リンパ節郭清の際に目安となる周囲臓器の解剖を中心に要点を述べた.

参考文献

1)畠山陸郎:呼吸器外科手術書(第4版).金芳堂,2002
2)正岡 昭:呼吸器外科学.南山堂,1987
3)渡辺洋宇,加藤治文,藤村重文(編):臨床呼吸器外科.医学書院,2003
4)坪田紀明:イラストレイテッド肺癌手術―手術の基本とアドバンスト・テクニック.医学書院,2003
5)Grillo HC:Surgery of the Trachea and Bronchi. BC Decker, 2004
6)土屋了介(編):新癌の外科―手術手技シリーズ9.肺癌.メジカルビュー社,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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