icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科61巻7号

2006年07月発行

文献概要

特集 消化器外科における非観血的ドレナージ

経鼻消化管ドレナージにおける手技の実際とチューブの種類

著者: 野村栄治1 馬渕秀明1 吉中亮二1 渡辺久1 伏谷英朗1 新田敏勝1 土井仁志1 谷川允彦1

所属機関: 1大阪医科大学一般・消化器外科

ページ範囲:P.881 - P.886

文献購入ページに移動
 要旨:経鼻消化管ドレナージをインターベンショナルに行う手技は,消化器科の医師が最も多く用いる手法の1つであるが,患者に苦痛を強いる手技でもあり,また,患者の協力なくしては施行は困難である.十分な説明と前処置のもとに,病態にあった適切なチューブを使用し,より迅速に挿入を行うことは患者の苦痛のみならず,透視下でのX線の被曝量を軽減することにもつながる.

参考文献

1)丹正勝久:カテーテルの材質,規格.救急医学21:1530-1533,1997
2)長谷部正晴:enteral feeding用カテーテル.救急医学21:1628-1630,1997
3)Petrelli NJ, Stulc JP, Rodriguez-Bigas M, et al:Nasogastric decompression following elective colorectal surgery:a prospective randomized study. Am Surg 59:632-635, 1993
4)山村義孝,坂本純一,紀藤 毅,他:胃切除後の経鼻胃管留置の是非.臨外48:673-677,1993
5)山口俊晴,大山繁和:胃管挿入の適応と抜去時期.幕内雅敏,荒井邦佳(編);胃外科の要点と盲点.文光堂,2003,pp134-135
6)豊田昌夫,谷川允彦:胃・腸管内チューブ挿入法.外科治療78:1043-1049,1998
7)大石英人,進藤廣成,城谷典保,他:経皮経食道胃管挿入術(PTEG)―その開発と実際.IVR会誌16:149-155,2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?