文献詳細
外科の常識・非常識―人に聞けない素朴な疑問・番外編
文献概要
ピロリ菌を発見したオーストラリアのMarshallとWarrenが2005年のノーベル医学生理学賞に輝いた(図1).本稿ではピロリ菌の歴史を振り返り,最新の論文でピロリ菌を見直してみる.
【消化性潰瘍】
1983年6月4日のLancetに「活動性慢性胃炎の上皮に未確認変形桿菌」と題する2通の手紙が掲載された.1通目は当時45歳の病理医J Robin Warrenによるものであり,「過去3年間に135の胃生検標本から小さなS状桿菌を観察した」と述べ,細菌が胃に棲息することを示唆した.
【消化性潰瘍】
1983年6月4日のLancetに「活動性慢性胃炎の上皮に未確認変形桿菌」と題する2通の手紙が掲載された.1通目は当時45歳の病理医J Robin Warrenによるものであり,「過去3年間に135の胃生検標本から小さなS状桿菌を観察した」と述べ,細菌が胃に棲息することを示唆した.
参考文献
1)伊藤慎芳:ピロリ菌―日本人6千万人の体に棲む胃癌の元凶.祥伝書新書,2006
掲載誌情報