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文献詳細

雑誌文献

臨床外科62巻1号

2007年01月発行

私の工夫 手術・処置・手順

ジオン®注射硬化療法を利用した嵌頓痔核に対する非観血的治療の工夫

著者: 岡崎誠1

所属機関: 1市立伊丹病院外科

ページ範囲:P.112 - P.113

文献概要

はじめに

 嵌頓痔核は,脱出した痔核が肛門括約筋群の痙攣などによって締め上げられた状態で,急激に発症する病態と考えられている.治療法は保存的治療後に結紮・切除術の根治手術を行うべきという意見と,早期手術を推奨する意見がある.しかし,どちらにしても観血的な手術が必要である.

 嵌頓痔核に対し,保存的治療後に新しい硬化剤であるジオン®を用いて硬化療法を行い,非観血的な治療を工夫したので報告する.

参考文献

1)岡崎 誠,他:最近経験した嵌頓痔核の3例.外科 67:1355-1358,2005
2)Shi Zhaoqi:Xiaozhilling four-step injection in treating hemorrhoids of stages Ⅲ and Ⅳ. Chin J Trad W Med 3:246-249, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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