文献詳細
私の工夫 手術・処置・手順
文献概要
はじめに
嵌頓痔核は,脱出した痔核が肛門括約筋群の痙攣などによって締め上げられた状態で,急激に発症する病態と考えられている.治療法は保存的治療後に結紮・切除術の根治手術を行うべきという意見と,早期手術を推奨する意見がある.しかし,どちらにしても観血的な手術が必要である.
嵌頓痔核に対し,保存的治療後に新しい硬化剤であるジオン®を用いて硬化療法を行い,非観血的な治療を工夫したので報告する.
嵌頓痔核は,脱出した痔核が肛門括約筋群の痙攣などによって締め上げられた状態で,急激に発症する病態と考えられている.治療法は保存的治療後に結紮・切除術の根治手術を行うべきという意見と,早期手術を推奨する意見がある.しかし,どちらにしても観血的な手術が必要である.
嵌頓痔核に対し,保存的治療後に新しい硬化剤であるジオン®を用いて硬化療法を行い,非観血的な治療を工夫したので報告する.
参考文献
1)岡崎 誠,他:最近経験した嵌頓痔核の3例.外科 67:1355-1358,2005
2)Shi Zhaoqi:Xiaozhilling four-step injection in treating hemorrhoids of stages Ⅲ and Ⅳ. Chin J Trad W Med 3:246-249, 1997
掲載誌情報