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文献詳細

雑誌文献

臨床外科62巻1号

2007年01月発行

手術手技

ポート並列による2孔式胸腔鏡下肺部分切除術

著者: 池田秀明1 山下裕1 大石正博1 小寺正人1 瀬下賢1 山村方夫1

所属機関: 1鳥取市立病院外科

ページ範囲:P.145 - P.148

文献概要

はじめに

 胸腔鏡下手術は低侵襲で整容上の利点を有するため,胸部外科領域で広く利用されている.多くは自然気胸,肺末梢性腫瘍,肺生検に対して3か所のポート挿入部を設置したうえで施行されるが,最近は2孔式の術式がよく報告されている1~3)

 われわれは整容上の利点をそのままに,さらに効率的な2孔式胸腔鏡下肺部分切除術を工夫したので報告する.

参考文献

1)渡辺直樹:支持糸吊り上げ法による2孔式胸腔鏡下肺部分切除術.手術 54:1249-1253,2000
2)池田康紀,田村元彦,梅津英央,他:胸腔鏡下手術におけるミニループリトラクターの使用.胸部外科 56:199-202,2003
3)富田雅樹,松崎泰憲,枝川正雄,他:2ホールによる胸腔鏡下肺部分手術.宮崎医学会誌 26:53-55,2002
4)Landreneau RJ, Mack MJ, Hazelrigg SR et al:Video-assisted thoracic surgery;Basic technical concepts and intercostals approach strategies. Ann Thorac Surg 54:800-807, 1992
5)胸腔鏡手術研究会(編):胸腔鏡手術アトラス.金原出版,1997,pp50-54
6)古賀 守,長谷川雅江,根岸七雄:自然気胸における胸腔鏡下手術(VATS)のMerit,Demerit―腋窩小開胸法の有用性.気胸 3:37-40,2001
7)山本英博,岡田昌義,真庭謙昌,他:Scope guideを用いた胸腔鏡下手術.日呼外会誌 12:306,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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