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特集 肛門疾患診断・治療のコツと実際
肛門疾患診断のコツ・テクニック
著者: 高野正博1
所属機関: 1大腸肛門病センター高野病院
ページ範囲:P.1323 - P.1330
文献購入ページに移動要旨:肛門疾患は頻度の高い疾患であるが,これまで学会や一般の評価は低く,なおざりにされてきた疾患である.消化管の出口としての働きは重要であり,正しい病態の把握が大切である.そのためには,良好な環境で診察を行うことが前提である.患者の羞恥心を取り除く工夫が必要で,診察の前に詳しく問診し,視診,指診を十分に行う.また,患者層の高齢化で肛門疾患には直腸肛門障害を伴う場合も増加しているので,機能検査や画像診断を用い,正しい診断に基づいた正しい治療を行わなければならない.
参考文献
1)髙野正博:肛門疾患の診察と診断の進め方.臨外 55:945-954,2000
2)髙野正博:裂肛の診断・治療の実際.臨外 59:999-1005,2004
3)髙野正博:失禁.高久史麿(監);外来診療のすべて.改訂第3版.メジカルビュー社,2003,pp186-187
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