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文献詳細

雑誌文献

臨床外科62巻10号

2007年10月発行

文献概要

特集 肛門疾患診断・治療のコツと実際

痔瘻の診断・治療のコツと実際

著者: 岩垂純一1

所属機関: 1岩垂純一診療所

ページ範囲:P.1347 - P.1357

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要旨:痔瘻の診断は,痔瘻病変であることを確認し,ついでいかなるタイプの痔瘻かを指診や双指診で診断する.治療は痔瘻のタイプ別に適した術式を選択・施行する.低位筋間痔瘻では,肛門後方に位置するものには瘻管後壁を温存して創の辺縁を連続縫合する切開開放術式を行い,側方や前方に位置するものには括約筋の温存を考慮した術式を行う.高位筋間痔瘻では,歯状線より口側に至る瘻管への侵襲を避ける.坐骨直腸窩痔瘻では,枝である瘻管に侵襲を加えず原発口・原発巣を処理し,肛門縁に至るなだらかなドレナージ創を作成するHanley変法を基本術式として行う.骨盤直腸窩痔瘻には,経仙骨式に病巣へ到達し,尾骨切除を伴う手術を行う.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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