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昨日の患者
赤いカーネーション
著者: 中川国利1
所属機関: 1仙台赤十字病院外科
ページ範囲:P.1407 - P.1407
文献購入ページに移動 医療従事者は病気を熟知しているだけに,将来を悲観することがある.嘆きながらも一生懸命に生き抜く女性を紹介する.
Mさんは当院の産婦人科に勤める助産師であった.仕事に邁進していたが,30代後半に縁があって結婚した.そして子供を身ごもったが,胎盤剝離のため帝王切開が行われた.生まれた子供は未熟児であり,NICUでの集中治療が行われた.さらにMさん自身が全身倦怠のため,種々の検査を受けた.CT検査で腹部大動脈周囲のリンパ節腫大を指摘され,外科で腹腔鏡下生検を施行した.病理学的には癌転移であり,原発巣として卵巣が推測された.
Mさんは当院の産婦人科に勤める助産師であった.仕事に邁進していたが,30代後半に縁があって結婚した.そして子供を身ごもったが,胎盤剝離のため帝王切開が行われた.生まれた子供は未熟児であり,NICUでの集中治療が行われた.さらにMさん自身が全身倦怠のため,種々の検査を受けた.CT検査で腹部大動脈周囲のリンパ節腫大を指摘され,外科で腹腔鏡下生検を施行した.病理学的には癌転移であり,原発巣として卵巣が推測された.
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