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文献詳細

雑誌文献

臨床外科62巻10号

2007年10月発行

文献概要

ひとやすみ・25

病院崩壊

著者: 中川国利1

所属機関: 1仙台赤十字病院外科

ページ範囲:P.1418 - P.1418

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 近年,患者さんへの同意書の増加や入院期間の短縮に伴う病室のICU化などによって外科医の仕事は激増している.さらに,患者さんからの要求もエスカレートしており,外科医の義務と責任は増すばかりである.

 現在,私は馬齢を重ね,外科における年長者ということで部長を務めている.部長として同僚医師の興味や特性を配慮し,扱う疾患や担当する検査を決めている.さらに,特定の医師の仕事が過剰にならないように心掛けている.しかし,最近の日常業務の増加に伴い,外科医の不満は増すばかりである.ある日,同僚医師から「自分の仕事量が多く,公平にして欲しい」との苦情が出た.そこでかつてのほろ苦い体験が思い出された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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