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文献詳細

雑誌文献

臨床外科62巻10号

2007年10月発行

文献概要

手術手技

Direct Kugel patchを用いた鼠径ヘルニア手術

著者: 今津浩喜1 増井利彦1

所属機関: 1いまず外科

ページ範囲:P.1457 - P.1460

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はじめに

 鼠径ヘルニアの手術に際して,メッシュを用いたいわゆるtension-free術式が日本に導入され,その成績が優れていることが明らかとなり1),onlay術式としてmesh plug,prolene hernia system(PHS),最近ではproloop,inlay術式としてKugel patchが導入されてきた.

 当院は鼠径ヘルニアの日帰り手術専門クリニックとして,2004年7月より主にKugel法による日帰り手術を行っている.しかし,2005年にonlay術式でinlay patchを挿入するdirect Kugel patchが発売され,同年に米国より来日したDr. Hayashiに手術指導を受けたのち,当院でも採用して手術を行っているので,術式および成績について報告する.

参考文献

1)今津浩喜,落合正宏,桜井洋一,他:成人鼠径ヘルニア治療における従来法とmeshによる修復法の比較検討.日臨外会誌 64:811-815,2003
2)Kugel RD:Minimally invasive, nonlaparoscopic, preperitoneal, and sutureless, inguinal herniorrhaphy. Am J Surg 178:298-302, 1999
3)三澤健之,桜井みのり,野秋朗多,他:Kugel法による鼠径ヘルニア修復術.手術 56:841-845,2002
4)小山 勇,上笹 直,利光靖子,他:Kugel法.外科治療 88:172-178,2003
5)今津浩喜,落合正宏,桜井洋一,他:成人鼠径ヘルニア治療におけるプラグ法とPHS法の比較検討.手術 57:637-640,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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