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文献詳細

雑誌文献

臨床外科62巻12号

2007年11月発行

文献概要

書評

岡田 正,馬場忠雄,山城雄一郎(編)「新臨床栄養学」

著者: 武藤泰敏1

所属機関: 1岐阜大学

ページ範囲:P.1544 - P.1544

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 かつて,『栄養化学概論』〔芦田淳(著),養賢堂〕という名著があり,多くの人々が正しい栄養学を学ぶことができた.しかし,現在「食物や食品に含まれる栄養成分のみをテーマとするのではなく,同時に,それを受け入れる人間の側に立って考察していく」風潮が大きな支持を得つつあります.さらに,高齢者の栄養を考える時,“人間の尊厳”を重視した「人間栄養学」をめざした努力も推し進められています.

 このような視点に立った栄養学の名著が次々に上梓され,わが国に輸入されています.特に,Garrowらによる“Human Nutrition and Dietetics”(邦訳:『ヒューマン・ニュートリション―基準・食事・臨床』医歯薬出版),Allisonの“Nutrition in Medicine A Physician's Views”(邦訳:『医師のための栄養学』ダノン健康栄養普及協会)などは真に味わいのある栄養学の指導書といってよいと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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