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臨床報告・1
腹腔鏡下に切除した尿膜管遺残症の2例
著者: 河野文彰1 松田俊太郎1 種子田優司1 市成秀樹1 峯一彦1 木佐貫篤2
所属機関: 1宮崎県立日南病院外科 2宮崎県立日南病院臨床検査科
ページ範囲:P.405 - P.409
文献購入ページに移動尿膜管遺残症は難治性臍炎や尿膜管囊胞のほか,稀ではあるが尿膜管癌をきたすこともあり,多くは手術適応とされている1).従来は下腹部正中切開による開腹術が施行され,術後疼痛や術創が大きいことが少なからず問題となっていた.しかし,近年の内視鏡下手術の普及に伴い1998年に大森ら2)が本疾患に対する内視鏡下手術の有用性を報告し,それ以降,本疾患に対する適応例の報告が散見されるようになってきた.
本稿では,当科で施行された腹腔鏡下によって切除した尿膜管遺残症の2例を報告する.
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