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文献詳細

雑誌文献

臨床外科62巻4号

2007年04月発行

文献概要

昨日の患者

プロの職業意識

著者: 中川国利1

所属機関: 1仙台赤十字病院外科

ページ範囲:P.519 - P.519

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 人は同じ仕事に永らく勤めていると,非常なるときでもプロ意識が目覚めることがある.術後の精神錯乱のなかでも仕事の話をし,さらに話す内容が正鵠を射ていたため,われわれ医療従事者が大いに反省させられた患者さんを紹介する.

 Kさんは70歳代後半で,老舗の旅館の番頭を永らく務めていた.血便を主訴として来院し,精査をすると直腸に癌を認めた.そこで,直腸前方切除術を施行した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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