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カラーグラフ 診療に役立つ肉眼像と組織像の理解―マクロからミクロ像を読む・17
肺悪性腫瘍
著者: 武井秀史1 呉屋朝幸1
所属機関: 1杏林大学医学部外科
ページ範囲:P.581 - P.587
文献購入ページに移動はじめに
高分解能CTやマルチスライスCTに代表される画像検査機器の進歩によって,近年の肺癌の画像診断,特に存在診断,質的診断,病期診断は飛躍的に進歩した.また,CT画像を用いたスクリーニングが実施されるようになり,胸部単純X線写真では捉えることのできなかった小型の肺癌に遭遇する機会が増えている.
本稿では,CT画像所見と病理所見との対比を中心に代表的な肺悪性腫瘍について述べる.
高分解能CTやマルチスライスCTに代表される画像検査機器の進歩によって,近年の肺癌の画像診断,特に存在診断,質的診断,病期診断は飛躍的に進歩した.また,CT画像を用いたスクリーニングが実施されるようになり,胸部単純X線写真では捉えることのできなかった小型の肺癌に遭遇する機会が増えている.
本稿では,CT画像所見と病理所見との対比を中心に代表的な肺悪性腫瘍について述べる.
参考文献
1)Goya T, Asamura H, Yoshimura H, et al:Prognosis of 6644 resected non-small cell lung cancers in Japan:a Japanese lung cancer registry study. Lung Cancer 50:227-234, 2005
2)Noguchi M, Morikawa A, Kawasaki M, et al:Small adenocarcinoma of the lung:histologic characteristics and prognosis. Cancer 75:2844-2852, 1995
3)Kuriyama K, Seto M, Kasugai T, et al:Ground-glass opacity on thin-section CT:value in differentiating subtypes of adenocarcinoma of the lung. Am J Rentgenol 173:465-469, 1999
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