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臨床研究
結腸癌に対する腹腔内アプローチ法の評価
著者: 高山哲郎1 天田憲利1 大江洋文1 菊地廣行1 福森龍也1 芳賀泉1
所属機関: 1仙台社会保険病院外科
ページ範囲:P.963 - P.967
文献購入ページに移動近年,結腸癌に対する腹腔鏡補助下結腸切除術(laparoscopy assisted colectomy:以下,LAC)が全国的に普及しつつあるが,2次元画像下で,かつ触覚の乏しい環境での特殊な手術手技の習得が必要とされるため,一般市中病院での幅広い普及はいまだ遅れている感が否めない.また,ディスポーザブル製品を多用するために材料コストや医療廃棄物が増大傾向であり,消化器外科を志す研修医への教育問題もつねに学会などで議論されている.一方,sliding window(高砂医科工業)を用いた小開腹での結腸癌手術(以下,SW手術)は内視鏡下手術のトレーニングを必要とせず,従来の開腹手術とほぼ同等の手技,コストで手術を行える利点がある1).
今回,われわれは結腸癌に対し,従来どおりの開腹手術とSW手術,およびLACを比較検討したので報告する.
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