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文献概要
特集 Surgical Site Infection(SSI)対策
特集にあたって
著者: 炭山嘉伸1
所属機関: 1東邦大学医学部外科学第3講座
ページ範囲:P.1021 - P.1021
文献購入ページに移動 術後感染症は術後合併症のなかで最も大きな位置を占めており,その発症率によって外科医の技術も評価される時代になってきた.また,SSIの発症は医療費の包括化における病院の利益に大きく関連しており,医療経済の面からもますます重要度を増してきている.
SSI対策として,従来から日本でもさまざまな対策が行われてきたが,CDC/HICPAC(Healthcare Infection Control Practices Advisory Comittee)から1999年に発表された「SSI予防のための最新CDCガイドライン」(以下,CDCガイドライン)が紹介されてから,日本でも欧米の優れたエビデンスが導入され,それまで経験的,慣習的に行われてきた周術期の感染対策や術前・術中・術後管理が見直され,多くの無駄な診療行為が改善されてきた.
SSI対策として,従来から日本でもさまざまな対策が行われてきたが,CDC/HICPAC(Healthcare Infection Control Practices Advisory Comittee)から1999年に発表された「SSI予防のための最新CDCガイドライン」(以下,CDCガイドライン)が紹介されてから,日本でも欧米の優れたエビデンスが導入され,それまで経験的,慣習的に行われてきた周術期の感染対策や術前・術中・術後管理が見直され,多くの無駄な診療行為が改善されてきた.
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