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臨床報告・1
腹部鈍的外傷による遅発性小腸狭窄の1例
著者: 中本健太郎1 須浪毅1 雪本清隆1 澤田隆吾1 鬼頭秀樹1 阪本一次1
所属機関: 1和泉市立病院外科
ページ範囲:P.1111 - P.1115
文献購入ページに移動腹部鈍的外傷による小腸損傷は,破裂・断裂といった急性症状を呈することが多いが,稀に遅発性の狭窄を生じることがある1).
われわれは,受傷から約40日後に小腸の瘢痕狭窄による腸閉塞をきたし,さらに小腸穿孔,腹腔内膿瘍を形成した症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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