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文献詳細

雑誌文献

臨床外科63巻1号

2008年01月発行

文献概要

臨床報告・1

超高齢者大腸穿孔の1例

著者: 永生高広1 高橋学1 小笠原和宏1 真鍋邦彦1 岡野正裕2 湯浅憲章3

所属機関: 1釧路労災病院外科 2摩周厚生病院外科 3旭川厚生病院放射線科

ページ範囲:P.139 - P.141

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はじめに

 大腸穿孔は糞便性の腹膜炎を起こすことからその病態は重篤で,死亡に至る場合も少なくない.また,高齢者に多く発生し1),その場合は臨床症状が軽微なために診断が遅れる場合があり,予後不良である要因となっている.

 今回,われわれは超高齢者に発生じた大腸穿孔を救命し得た1例を経験したので報告する.

参考文献

1)寺本賢一,中村 豊,菱山豊平,他:大腸穿孔症例の臨床的検討―術後死亡に関わる要因について.日臨外会誌 62:7-14,2001
2)神田光郎,三輪高也,末永昌宏,他:大腸穿孔58例における術前予後不良因子の検討.日腹部救急医会誌 26:381-385,2006
3)日江井賢,松崎安孝,弥政晋輔,他:100歳女性の特発性直腸穿孔緊急手術の1例.日臨外医会誌 58:2099-2101,1997
4)高原秀典,實 光章,浦壁洋太,他:90歳以上の超高齢者に対する開腹手術症例の検討.赤穂市民病院誌 6:27-30,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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