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文献詳細

雑誌文献

臨床外科63巻1号

2008年01月発行

文献概要

手術手技

用手圧迫法が有用であった腹腔鏡下腹壁瘢痕ヘルニア修復術の1例

著者: 有吉朋丈12 普光江嘉広12 李雨元1 大塚耕司2 村上雅彦2 草野満夫2

所属機関: 1慶仁会城山病院外科 2昭和大学医学部一般・消化器外科

ページ範囲:P.147 - P.149

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はじめに

 内視鏡下手術における技術の発展に伴い,腹壁瘢痕ヘルニアに対して腹腔鏡下手術が施行される症例が散見されるようになってきた.今回,われわれは上腹部正中切開創に生じた18×14cmのヘルニア門を有する腹壁瘢痕ヘルニアに対して腹腔鏡下修復術に用手圧迫法を併用し,有用であったので報告する.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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