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文献詳細

雑誌文献

臨床外科63巻10号

2008年10月発行

特集 鼠径ヘルニアの治療NOW―乳幼児から成人まで

〔成人鼠径ヘルニアの診療〕

鼠径ヘルニア診断困難時の対処法

著者: 坂本昌義1 若杉正樹1 南村圭亮1

所属機関: 1三井記念病院外科

ページ範囲:P.1347 - P.1352

文献概要

要旨:常時突出している鼠径ヘルニアの診断は容易である.しかし,外来診察をしていると,ときどき鼠径部が膨らむ,わずかに膨らんでいるような気がするなどといった主訴で来院する患者がいる.圧倒的に多い男性患者の場合は丁寧な触診が最も有効な診断方法であり,CTやエコーよりはるかに信頼性がある.ただし,診断法にもノウハウがあるので解剖学的に解説する.

参考文献

1)第6回日本ヘルニア研究会抄録集,2008
2)久 直史:ヘルニアの超音波診断.吉野肇一,武藤徹一郎,二川俊二(編);「手術」別冊シリーズ 最新アッペ・ヘモ・ヘルニア・下肢バリックスの手術.金原出版,2000,pp220-226
3)坂本昌義:鼠径ヘルニアの手術に必要な局所解剖.消外 21:1687-1695,1998
4)福田 保,橋本義雄(編);腰部,性器 外科解剖5.医学書院,1982

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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