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臨床報告
開腹手術後にSchönlein-Henoch紫斑病(SHP)と診断された2例
著者: 長井瑞祥1 杉村好彦1 畠山元1 旭博史1 門間信博2
所属機関: 1盛岡赤十字病院外科 2盛岡赤十字病院病理部
ページ範囲:P.1419 - P.1423
文献購入ページに移動Schönlein-Henoch紫斑病(以下,SHP)の本態は全身性の細小血管炎で,病理組織学的に白血球破壊性血管炎(leukocytoclastic vasculitis)を特徴とする.小児に好発し,紫斑に加えて腹部症状,腎症状,関節症状など多彩な症状がみられることで知られている1).今回われわれは,成人発症で腹部症状が紫斑に先行し,診断に苦慮した2例を経験したので報告する.
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