icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科63巻11号

2008年10月発行

文献概要

特集 肛門疾患診療のすべて 5.痔核

外痔核の診断と治療

著者: 菊田信一1 須田和義1 早川一博2

所属機関: 1きくた肛門科 2早川肛門科

ページ範囲:P.73 - P.80

文献購入ページに移動
要旨 外痔核は一般に(1)血栓性外痔核(急性に発症),(2)皮垂(慢性に経過),(3)皮下静脈瘤の3型に分類され,それぞれ症状・経過・治療法が異なる.診断には視診,肛門直腸指診,肛門鏡診,また,時には怒嘖診が有効である.治療は対症的な保存療法が主であるが,病悩度の高い例には手術を行う.その際には内痔核や裂肛の有無,狭窄や肛門管内圧亢進などに十分に留意し,創の難治化(裂肛化)や腫脹・再発などの術後合併症をきたさないように努めなければならない.

参考文献

1)Hughes SE:Colorectal Surgery. Churchill Livingstone, London, 1984
2)三枝純郎:肛門外科の臨床.永井書店,1965
3)Goldberg SM:Essentials of Anorectal Surgery. Philadelphia and Toronto, Lippincott Williams & Wilkins, 1980
4)柳田謙蔵,河野一男:肛門部疾患の手術.南江堂,1992

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?