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文献詳細

雑誌文献

臨床外科63巻13号

2008年12月発行

文献概要

特集 外科におけるadjuvant/neoadjuvant chemotherapy update

特集にあたって

著者: 久保田哲朗1

所属機関: 1慶應義塾大学病院包括先進医療センター

ページ範囲:P.1673 - P.1675

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補助化学療法

 日本癌治療学会用語委員会用語集(2007年版)1)によれば,adjuvantおよびneoadjuvant chemotherapyの定義は以下のごとくである.

 補助化学療法(adjuvant chemotherapy)「癌の術後に再発を予防するための抗癌剤治療のこと.代表的なものは乳癌に対する化学療法,ホルモン療法,わが国における大腸癌に対する5-FU,胃癌・肺がんに対するUFTなどがあり,手術単独より有効な方法を多くの試験で検証が進められている.」

参考文献

1)日本癌治療学会用語委員会用語集(2007年版).http://jsco.umin.ac.jp/outline/jsco-yogo2007.pdf
2)Sakuramoto S, Sasako M, Yamaguchi T, et al:Adjuvant chemotherapy for gastric cancer with S-1, an oral fluoropyrimidine. N Engl J Med 357:1810-1820, 2007
3)Macdonald JS, Smalley SR, Benedetti J, et al:Chemoradiotherapy after surgery compared with surgery alone for adenocarcinoma of the stomach or gastroesophageal junction. N Engl J Med 345:725-730, 2001
4)山口佳之,弘仲克治:腫瘍外科医の立場から.癌の臨 54:267-272,2008
5)坂田 優:「オンコロジークリニカルガイド消化器癌化学療法」書評.治療 90:217,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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