文献詳細
特集 安全な消化管器械吻合をめざして
文献概要
要旨:器械吻合に関しては,適切なサイズの器械の選択,吻合部の血流保持,アンビルシャフトへの確実な巾着縫合,吻合部への周囲組織・腸管壁の狭み込みや吻合部のねじれ防止が重要である.また,その器械の利点・欠点を十分に把握し,その手順を1つひとつ熟知することが肝要である.器械吻合に関して,比較的使用されることの多いサーキュラーステイプラーであるPCEEATMおよびILS/CDHTMのそれぞれの特徴,これらを使用する際のコツとピットフォールについて概説した.
参考文献
1)下地英明,西巻 正,大城崇司,他:開腹術での自動吻合器.臨外61:459-461,2006
2)嶋田 裕,前田賢人,山崎誠二,他:開腹手術編―自動吻合器.消外23:630-638,2000
掲載誌情報