文献詳細
文献概要
外科の常識・非常識―人に聞けない素朴な疑問・50
手術後の血液検査は必要か
著者: 安達洋祐1
所属機関: 1楠病院
ページ範囲:P.250 - P.251
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全身麻酔の手術後にAST・ALTが上昇していれば,麻酔や抗生物質による薬剤性肝障害と診断し,強力ネオミノファーゲンC®を静注する(正しい適応は「慢性肝疾患における肝機能異常の改善」).そんな経験はないだろうか.
胃癌の胃切除後にアミラーゼが上昇していれば,膵授動やリンパ節郭清に伴う急性膵炎と診断し,メシル酸ガベキサート(商品名エフオーワイ®)を投与する(適応に「術後急性膵炎」はある).そんな外科医はいないだろうか.
全身麻酔の手術後にAST・ALTが上昇していれば,麻酔や抗生物質による薬剤性肝障害と診断し,強力ネオミノファーゲンC®を静注する(正しい適応は「慢性肝疾患における肝機能異常の改善」).そんな経験はないだろうか.
胃癌の胃切除後にアミラーゼが上昇していれば,膵授動やリンパ節郭清に伴う急性膵炎と診断し,メシル酸ガベキサート(商品名エフオーワイ®)を投与する(適応に「術後急性膵炎」はある).そんな外科医はいないだろうか.
参考文献
1)Adachi Y, Matsumata T, Kuwano H, et al:Clinical analysis of multiple organ failure following elective surgery. Jpn J Surg 24:333-336, 1994
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