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臨床報告・1
大腸癌術後小腸転移巣を切除し5年生存を得た1例
著者: 青柳信嘉1 坂田宏樹1 石田剛2
所属機関: 1国立精神・神経センター国府台病院外科 2国立精神・神経センター国府台病院病理
ページ範囲:P.277 - P.280
文献購入ページに移動近年,大腸癌はその遠隔転移巣に対する積極的な外科切除により生存率,生存期間が向上しつつある1).しかしながら,切除対象となる遠隔転移巣のほとんどは肝・肺転移である.
今回,われわれは大腸癌術後の孤立性小腸転移巣を切除し,5年無再発生存を得た.大腸癌術後の小腸転移巣に対する切除,治癒例はきわめて稀であり,文献的考察を加えて報告する.
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