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文献詳細

雑誌文献

臨床外科63巻5号

2008年05月発行

文献概要

カラーグラフ 外科手術における新しいテクニック―new art in surgery・13

末梢血単核球細胞移植と動脈再建のハイブリッド治療

著者: 石田厚1 宮崎勝1

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学

ページ範囲:P.585 - P.593

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はじめに

 動脈再建(distal bypass)は,すでに確立した手術手技と言ってよいが,一方,末梢血単核球細胞移植は2002年に重症下肢虚血患者に対する血管再生治療の成績がわが国から世界ではじめて報告され(TACT試験)1),新しい概念に基づいた,新しい治療である.したがって,その双方を用いたハイブリッド治療は新しい治療法と思われる.

参考文献

1)Tateishi-Yuyama E, Matsubara H, Murohara T, et al:Therapeutic angiogenesis for patients with limb ischaemia by autologous transplantation of bone-marrow cells:a pilot study and a randomised controlled trial. Lancet 360:427-435, 2002
2)Minamino T, Toko H, Tateno K, et al:Peripheral-blood or bone-marrow mononuclear cells for therapeutic angiogenesis?. Lancet 360:2083-2084, 2002
3)舘野 馨,森谷純治,南野 徹,他:単核球を用いた血管再生治療.脈管学47:483-489,2007
4)Tateno K, Minamino T, Toko H, et al:Critical roles of muscle-secreted angiogenic factors in therapeutic neovascularization. Circ Res 98:1194-1202, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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